2018年 05月 22日
俺のフリーソウル |
スティーヴン・スティルス「愛への讃歌」から始まり
ハース・マルティネス「Altogether Alone」で終わる。
フリーソウル・シリーズ『River』は
そうやって始まり、そうやって終わる。
90年代はいい時代だった。
なんてことは到底思わないけれど、
フリーソウルや名盤探検隊の存在というのは
僕の音楽的人格形成に大きく影響した。
とはいえ当時の僕はアンチ・フリーソウルだった。
1枚1枚集めて<俺のフリーソウル>を作ったほうが
断然いいに決まってる。
なんてことを思ったりしていた。
お恥ずかしいというか、青臭いというか。
若気の至りなのか何なのか。
しかし今思えば、この感覚というか考え方は
自分は選曲者でいたい、という願望が強かったからかもしれない。
根拠のない、実績のない妙な対抗心ともいえる。
アマゾンの商品説明をさっき見たんだけど
"時代感のない時代感を象徴" と書かれていた。
ああ、それだ。
うまく表現していらっしゃる。
僕はそこに違和感を覚えたんだ、きっと。
20年も経つとその違和感はどこかへ行ってしまった。
しかしいつかは<俺のフリーソウル>を作ってみたいと
今もひそかに思っている。
by goodtimemusic
| 2018-05-22 19:43