2019年 04月 29日
1969年の10枚 |
入院中に読んでいた「レコード・コレクターズ」5月号。"1969年の音楽地図"と題された特集はアメリカ、イギリスのロックはもちろん、R&Bやソウル、レゲエにラテンにブラジルにアフリカ、ジャズもサントラも日本ロックも。各ジャンルの名盤がずらりと並ぶ。並ぶんだけど、好きなアルバムとなると枚数がわりと限られることに気づく。
思いつく10枚をリストアップしてみた。
こんな感じになった。
上段左から聴いた順番に並んでいる。時期としては16歳から19歳くらいの頃かな?ほじくればもっと出てくるし、もっと悩むんだろうけど、パッと思いついたのはこの10枚だった。
① ABBEY ROAD - The Beatles
② エイプリル・フール - エイプリル・フール
③ THE BAND - The Band
④ CROSBY, STILLS & NASH - Crosby, Stills & Nash
⑤ THE METERS - The Meters
⑥ THE FIFTH AVENUE BAND - The Fifth Avenue Band
⑦ BLACK AND WHITE - Tony Joe White
⑧ DUSTY IN MEMPHIS - Dusty Springfield
⑨ STAND! - Sly & The Family Stone
⑩ 20/20 - The Beach Boys
ここからさらにソートをかけてみる。各アルバムからパッと思いつく1曲をセレクトしてみた。吟味せずパッと思いつくまま、をテーマに。こういうのは考えすぎるとよくないのだ。
① Something
② タンジール
③ When You Awake
④ Wooden Ships
⑤ Cissy Strut
⑥ Nice Folks
⑦ Polk Salad Annie
⑧ No Easy Way Down
⑨ Sing A Simple Song
⑩ I Can Hear Music
10枚より10曲のほうが生々しい気がする。エイプリル・フールは入れなくてもよかったかな、と思うけどパッと思いついちゃったからしょうがない。国や地域の違いはあるにしても、この10枚が同じ年にリリースされているというのが面白い。
セレクトしている段階でもわかってたんだけど、並べて聴いてみるとより明確になった。やっぱりフィフス・アヴェニュー・バンドだけが浮いている。この洗練具合は一体なんだ?異常だ。いや知ってる、知ってるんだけど並べてみたら気味が悪いくらい浮いている。他の作品に比べて1969年っぽさが薄いというか、ほぼないに等しい。当時全く売れなかったというが、そりゃそうだろう。ベクトルの向きが違いすぎる。
FABすごい。今更だけど噛みしめてる。
by goodtimemusic
| 2019-04-29 21:21